ウォン安から目が離せない


どうも。

 

韓国の為替が面白い。

5月22日現在のドルウォンが1ウォン=1240ドルとなっており、これは2016年1月以来のウォン安となる。

無題4

2016年1月と言えば、金融面では中国株が暴落し、FRBの値下げによってドル高が進行した頃だ。

よってウォンもこれに釣られて安くなったと見ることができる。

 

さて、今回の下落の理由は一つにはコロナだろう。

コロナによって世界的に景気減速が予想されており、韓国のような外需主導型の経済には悪影響だ。

もう一つの理由はアルゼンチンのデフォルトだ。

ただでさえ景気が委縮している中、「新興国は危ない」と投資家が手を引いたら、1997年のアジア通貨危機の二の舞になるかもしれない。

韓国の場合、経済は比較的好調だが(それでも来年の成長率はマイナスが予想されている)、家計債務がGDP比180%もあり(日本は100%)、ここに付け込まれる可能性は十分にある。

 

また米中の軋轢も韓国にとって頭痛の種だ。

先にトランプ政権はファーウェイを締め出す目的で、台湾のTSMCを米国内に誘致した。

こうした流れは、韓国のサムスン電子にも波及しかねない。

更に、日本とはGSOMA問題が再燃したり(韓国自身が言い出したのだが)と、韓国は日米中の3方向から圧力を受けている。

 

しかも、韓国は2020年3月にアメリカとの600億ドル規模の「為替スワップ」を結んでいる。

「為替スワップ」と「通貨スワップ」の違いは個々では説明しない(できない)が、要は為替スワップは超短期返済で大雑把に言ってしまえばFXのようなものだ。

で、韓国と米国の為替スワップの返済期限は9月である。

ということは、このままウォン安がバカスカ進めば、韓国にとって大ダメージになり、外資のハゲタカにとってはウハウハな展開なのである。

(1ドル=1200ウォンで借りたものが返済時に1ドル=1500ウォンになったら300ウォン損するよねえ?)

(訂正)

為替スワップは、「600億ドル借りたら期日(9月)に600億ドル+金利を返す」のが正解で、金利は借りた時点の金利で、固定金利である。

まあ結局はウォン安が続く限り韓国側に不利なのは変わりなく、9月間近になれば一波乱も二波乱も起きるだろう(それまで韓国という国があれば、だが)。 

 

という訳で、韓国のウォン安はまだまだ続きそうである。

これは出処不明の情報だが、サムスン電子の採算ラインが1230ウォンという情報もある。

今、韓国がアツイ。

 

ではまた。

 


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