どうも。
いきなりだが、お酒好きですか?おれは三度の飯より好きだ。
人によって酔い方は様々だが、たいていの人は酒飲むと酔っ払っていい気分になって陽気になるのではないか?
それはそれでいいことだ。
逆に酒を飲んで絡み酒になったり、泣き上戸になったりする者もいるだろう。
まあ酔い方は人それぞれだが、これを以て酒を「アッパー系の飲み物」と勘違いしている人は多いだろう。
違う。
酒は強度な「ダウナーのドラッグ」だ。
私は酒飲んでも陽気な気分にしかならないからアッパーだ。
逆に私は二日酔いで気持ち悪くなるからダウナーだ。
どっちも違う。
どっちも限界を超えていない。
酒を限界を超えるまで飲んでみたらいい。
眠くなろうが吐こうが構わずに、だ。
本当にそこまで飲んだ人は分かるだろう。
首筋から脳天へ至るまで「ビーーーーーン」とした痺れが走り、手も足も動かなくなる。
やがて痺れに身を委ねてるうちに本当の快感がやって来る。
頭に意識はあるが、脳は痺れ手足は動かせない。
目はどこを向いているか、開いているか閉じているのさえ分からない。
身体は地面(床)に溶けていく。
ゆっくり、どよんとした感覚の中で、半分薄らいだ意識で認識する。
「これがダウナーか」、と。
そして思う。
「このまま死んでもいい」と。
おれはこの感覚を味わったのは人生で2度だけだ。
それも最高に体調が良くて、最高に気分が乗ってってて、最高に飲んだ時だけだ。
だから多少酒が飲めて「俺は酒が飲める」とか粋がってる輩は不憫でならない。
そういうやつは必ずこう言う。
「酒はアッパーだ」と。
本当に酒を知りたいのなら、限度を超えて飲んでみるがいい。
言っておくが急性アル中とは違う。
そんなどうでもいいことの突き抜けたその先に、真の快感があるのだ。
かの「ドラッグの王様」でありダウナーの代名詞であるヘロインは、キメられるようになるまでに経験を要するという。
酒もまた然りだ。
本当に酒の味を知りたくばダウナーがどういうことか分かるまで飲んでみろ。
万人に薦めはしないが。