どうも。
おれはスポーツカー(スポーティーカー含む)以外は興味ないのでその分野に限定して話す。
このスープラのデザインの良し悪しは個人の好みがあるので敢えて追及はしない。
個人的には80スープラを現代風に解釈したデザインだな、と思う。
70スープラのフォルムを求めていた人は残念だったな。
日本での価格はまだ未定だが、500万前後になるらしい。
この値段を見て、「スポーツカーが手の届かない存在になった」と嘆く残念な人々がいるらしい。
は?もともとスープラの値段ってこんなもんなんですけど?
80スープラは4~500万円台だったんですけど?20年前の物価でね。
スープラが高すぎる?ニワカなの??
こういうニワカに限って次のセリフは必ずこうだ。
「我々はAE86やシルビアのような安価なスポーツカーを望んでいる」
「ハチロク(BRZ)は高すぎる」
「クルマの値段が高いから”若者のクルマ離れ”が進む」
はあ?どこまで残念なの??
そもそもAE86があそこまで人気出たのはなぜだか知ってる?
中古車価格が安かったからだよ。
当時FR車に乗りたかった若者たちが、中古車価格が数十万程度でタマ数の多かったAE86に”たまたま”目をつけただけに過ぎない。
AE86がこれほど神聖視されたのは某マンガの影響だよ。
シルビア(S13)もそう。
AE86よりは多少中古車価格が高かったものの、やっぱりタマが市場にダブついてたから。
まあシルビアはターボ付きモデルがあったから、手軽にパワーを得たい層にもウケたわけだが。
やがてAE86やシルビアの人気が上がり中古車価格が高騰すると、若者は次の遊べるクルマを求めた。
彼らが目を付けたのはセフィーロ、ローレル、マークIIなどのFRセダンだ。
最初はセダンは目立つという物珍しさもあったみたいだが。
と、ここまでは「安価なスポーツカー」の話。
これらのクルマはもっぱらケツ振ったり峠を流すために使われた。
その頃のスープラはどうだったかって?
今と変わらずやっぱり”高嶺の花”だったよ。
高価だったけれども買う若者はもちろんいて、もっぱら最高速やゼロヨンなんかのステージで走ってた。
Z32やGT-Rなんかと一緒にね。
もうわかったろ?
スープラは昔から高価なクルマだったんだよ。
あと、「若者向けの安価な新車」などというモノも存在しなかった。
ある者は安価な中古車の中から遊べるクルマを探し、またある者は全財産つぎ込んでスープラみたいな高級車を買って遊んでた。
ただそれだけさ。
やっすい車が欲しけりゃ今でもランエボやインプの中古車漁れば十分遊べるし、FR乗りたきゃスカイラインとかマークXとかクラウンアスリートとかいくらでもあるだろう。
今の若者がそれをしないのは、単に「スポーツカー遊び」に興味がなくなっただけに過ぎない。
それはそれで寂しいことだけど、そういう趣味趣向なんだからしょうがない。
だいたい高性能なピカピカの新車を格安で手に入れて速攻でコテコテにいじり倒して遊びたいだなんて、虫が良すぎると思わんか?
それこそ「若者のクルマ離れ」を隠れ蓑に、おっさん共の卑しい心情を吐露してるだけなんでねーの?